ラッキーの狂い咲き☆ドラァグロード 第七十五話

皆さまごきげんよう 

好運ライダーアマゾン❗ラッキー・リーです。
 


寒さも一段と厳しさを増し、北風が肌を刺すこの頃、いかがお過ごしでしょうか? 


私は昨晩、Pishaさん主催の若手ドラァグクイーンイベント『LAB』に出演して参りました。

毎回、異なるテーマの下に、出演クイーン勢が智恵と個性で切り結ぶこのイベント。


今回のお題は“¥100 shop only“、100均ショップで売られている物だけで衣装を作る、というものでした。

 

ずらり居並ぶ出演クイーンの皆さん、どなたも私の想像を遥かに超える凄い発想力で、私は目を白黒させておりました。 


出演が決まった当初、衣装作りなど全く経験の無い私は、またも立ち塞がる難関を前に頭を抱えそうになりましたが、とにかくこんな時は頭より足を動かそう、と当てなく100均ショップをぶらぶらするところから始めました。 

それでも簡単にはアイデアが沸きませんでしたが、これを使おう、と最初に考えていた物の隣にぶら下がっていたのがネクタイでした。


そこからは一気呵成、面積の少ないネクタイで身体を覆うのですから大量に必要です。

近隣のセ◯ア各店でネクタイを買い漁り、どうにか完成に漕ぎ着けました。 


今までネクタイとは余り付き合いの無い人生でしたから、一生分を越えるのではという合計53本のネクタイを一晩で身に付けた訳ですが、『大剣』『小剣』という言葉を初めて知りましたし、普通のネクタイと、慶弔用の白や黒のネクタイは陳列場所が違うなど、色々と勉強になりました。
 


そして、無理難題に思えた今回のお題も、形になってくると、パズルが組上がる様な楽しさを感じました。


子供の頃から、図工と体育の授業は好きでしたし、模型作りに執心した時期もありました。
 

平たい布切れから立体を作る、それも人体は箱形でなく、無数の曲面で構成されています。

それに合わせるのが大変難しいところでしたが、そこがまた、一番の醍醐味なのかもしれませんね。

もっとああしたい、こうしたい、が次から次へと溢れてきてしまいました。 


レスリングをやって、肉体労働して、マッサージの店で働いて、ドラァグクイーンになって慣れない動きに四苦八苦、更に分け入る衣装作り、、、

私の人生一本道は人体の探求に導かれている気がしてきました。


しかし、人間ひとりひとりの身体、それだけで涯ない宇宙の様なもの、全てを知る事はきっと叶いませんが、行けるところまで行けば御の字でございます。
 

格闘も踊りも目合いも、今回初体験の衣装製作も全ては今世限りの宇宙の旅、皆々様どうぞ私と、なんでもありのランデブーをしましょうね🎵 


 ではまた❗

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